スマートフォンでは足りないものは何か
最近のスマートフォンは、明るい場所で撮った風景や日常の写真なら、多くのカメラに引けを取りません。計算処理で暗い場面もかなり明るくしてくれます。だからカメラを選ぶ前に、まずスマートフォンでは何ができないのかを書き出すのが順番です。走り回る子どもやスポーツがいつもぶれる、遠くの鳥や舞台が小さすぎる、背景を自然にぼかしたい、ダイヤルやシャッターを自分で操作する手ごたえを味わいたい。理由が具体的なほど、選ぶ基準ははっきりします。
センサーの大きさ、レンズ交換の有無、ファインダー、重さと持ち運びやすさ。スマートフォンの次にカメラを買うとき考えたい要素と順番を、特定の製品なしでまとめました。
最近のスマートフォンは、明るい場所で撮った風景や日常の写真なら、多くのカメラに引けを取りません。計算処理で暗い場面もかなり明るくしてくれます。だからカメラを選ぶ前に、まずスマートフォンでは何ができないのかを書き出すのが順番です。走り回る子どもやスポーツがいつもぶれる、遠くの鳥や舞台が小さすぎる、背景を自然にぼかしたい、ダイヤルやシャッターを自分で操作する手ごたえを味わいたい。理由が具体的なほど、選ぶ基準ははっきりします。
センサーは光を受けて写真に変える板です。同じ世代の技術なら、センサーが大きいほど一画素が受ける光が多く、暗い場所でざらつきが少なく、明るいところと暗いところを一緒に写せる幅が広く、背景もぼかしやすくなります。そのかわり、センサーが大きくなると本体もレンズも大きく重くなります。35ミリフィルムと同じ約36×24ミリの大きさを一般にフルサイズと呼び、それより小さいセンサーはこの基準と比べてどれだけ小さいかで説明されます。スマートフォンのセンサーはこれらよりずっと小さいものです。
センサーが小さいと、同じレンズでも画面の中央だけを切り取って使う形になり、より狭く、より引き寄せたように写ります。この比率をクロップ倍率といい、フルサイズより少し小さいセンサーではおよそ1.5倍から1.6倍です。そのため同じ数字のレンズでも本体によって写る範囲が違い、製品の説明ではフルサイズ基準に換算した数字が併記されることが多くあります。比べるときは換算値どうしで合わせないと勘違いします。小さいセンサーは望遠に有利で、広く撮るにはより短いレンズが必要です。
レンズ交換式は、場面に合わせて広角、望遠、明るい単焦点レンズを付け替えられるので自由度が高いカメラです。ただしレンズを一本増やすたびに費用と荷物が増え、付け替えのあいだにほこりが入ることもあります。レンズ一体型は最初から本体に合わせて設計されているので、小さく軽く、手入れも簡単です。一台で広い範囲を写せる高倍率ズームのものや、ひとつの画角に絞った小型のものもあります。主に撮るものが決まっているなら、一体型のほうがかえって便利なこともあります。
ファインダーは目を当ててのぞく窓です。真昼の強い日差しの下では背面の画面が見えにくいのですが、ファインダーならはっきり見え、顔に当てて構えるので手ぶれも減ります。背面の画面が上下に開いたり回転したりすると、低い位置や頭上から撮るときに便利です。シャッター速度や絞りをすぐ回せるダイヤルがあれば、メニューを探さずに設定を変えられます。こうした部分は、仕様表より実際に握ってみたときに違いが大きく感じられます。
いいカメラでも、重くて家に置きっぱなしになれば意味がありません。初心者によくあるのが、画質を見て大きな機材を買い、だんだんスマートフォンだけを持って出かけるようになることです。レンズを付けた状態の重さを基準に考え、ふだん持ち歩くかばんに入るか確かめましょう。旅行や散歩で使うつもりなら小さく軽いほうに、家の近くや行事での撮影が多いなら画質と操作性のほうに重きを置きます。
カメラ本体の値段だけで予算を組むと、すぐに足りなくなります。本体のほかにも一緒にかかるものがあるからです。価格はよく変わるので、金額ではなく項目で考えましょう。中古や一つ前の世代の製品でも入門には十分なことが多いですが、シャッター回数、センサーの汚れ、レンズ内のかびや曇り、保証の有無は必ず確かめます。
最後に次の質問に答えてみると、選択肢がぐっと絞られます。仕様の数字ひとつひとつより、自分の使い方に合っているかのほうがずっと大切です。できれば店頭やレンタルで実際に握って撮ってから決めましょう。
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